ハイパーループ・ワンが事業閉鎖
真空チューブを使って,航空機より速い速度で人間や貨物を送り届ける未来の輸送機関,ハイパーループ・ワンが,実用化に至ることなく事業閉鎖されることになったというニュースがありました。ハイパーループ・ワンは,一時200名程度の従業員がいたそうですが,現在では従業員のほとんどが解雇され,テストコースや機械など残された資産を売却しようとしているそうです。
私としては,人を運ぶのはともかく,貨物輸送には使えるのではないかと思っていたのに,残念。
ハイパーではないが,パイプの中を空気圧(真空)で円筒形の小さなコンテナに入れた書類を送るシステムは,ビル内の部所間の配送手段として半世紀くらい前から存在しています(小学生の時,社会科見学で行った新聞社で見た)。それほど新しい発想ではなかっただけに,期待していたのだけれど・・・。
実用化されたら,航空貨物に比べて,ほとんど人手が不要な貨物輸送機関になる可能性があったと思います。
(挿絵は,マイクロソフトのAI描画システム,ImageCreaterに「ハイパーループ・ワン」のテーマで描かせたイラスト。ちょっと私のイメージとは違うんですけれど・・・。ハイパーループ・ワンは,空気浮上・空気圧推進(真空で引っ張る事も含む)であるというのが私のイメージで,真空中を走る鉄道で,空気抵抗がないから早く走れるという感じのこのイラストのイメージとは違うのです。)
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