食用オリーブオイルの払底
オリーブオイル市場の拡大(中国をはじめとする・・・)と,地球の温暖化による酷暑の影響で,イタリアなど地中海沿岸産のオリーブオイルの生産量が減少し,偽物(ひまわり油などを混ぜたもの。中には灯油を混ぜたものさえあるとの事)が横行し,それをエクストラバージンとして販売していたグループが摘発される騒ぎになっているというニュースがありました。
記事には,「地中海産オリーブオイルの需要が高まる一方で、天候の過酷化によって生産量は減少。」と書いてあり,気候変動がここにも影響しています。別の記事でも,これまでの産地では,酷暑と干ばつで不作になるという報道がありました。オリーブ栽培については,多分日本が栽培最適地になると思われます。今でも瀬戸内海小豆島が国産品の産地ですが,もっと広く栽培できるようになる。
コーヒーなども日本の特産品になりそうだという事を聞いています。コーヒーベルトという珈琲産地の緯度が北へ移動し,日本がそのコーヒーベルトの中に入るのです。
異常気象で,これからもこのような "これまでの産地でできなくなった" とか "採れなくなった" という記事が出てくるるでしょうが,日本は比較的南北に長く,日本全体で考えれば,これまでの農産物の生産が,産地は変わっても,どこか別のところで栽培できそうだとの事です。
(挿絵は,マイクロソフトのAI描画システム,ImageCreaterに「olive」のテーマで描かせた絵。)
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