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2024/02/13

シェアリングエコノミーの落とし穴

High-class-watch 「所有者(オーナー)から借り受けた高級腕時計を希望者に貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」を運営していた大阪の会社が1月末、突然解散を発表し、全国のオーナーに不安が広がっている。」というニュースがありました。総額で数億円相当の高級腕時計が返却されないまま,運営会社は閉鎖され,経営者は雲隠れしているようです。
 以前,高級外車を扱うシェアリングサービス会社でも同じような事が起きて,話題になっていたと思います。「トケマッチ」はテレビCMや雑誌でも紹介され,サービス開始から2年は営業していたという事で,それなりに信用されていたとの事。この会社に,自身がローンで買い,いまだローンが残っている時計を預けていた男性は,450万円相当の時計が返還されないまま「トケマッチ」と連絡が取れなくなったと途方に暮れているとの事です。貸し出したものとシリアルナンバーが同一の腕時計が,ネットオークションに出品されていた事例も確認されたという情報もあり,貸主は不安にかられているようです。
 シェアリングエコノミー商売の落とし穴ですね。貸していた時計が中古ショップで売られていたとしても,仲介した会社じゃなくて借りた人が売払らっていたのかも知れず,真相は闇の中。
 いずれにしろ,借りた人に不誠実な人が多いのならば,仲介の会社も,貸した人も,リスクが大きい商売で,会社も簡単に倒産しそうなビジネスモデルだし,貸した人も倒産しそうな商売ではあります。そもそも,何十万,何百万もする時計を借りる人って,どんな目的で借りるのでしょうね? 車とは違って,借りる実用的な目的が想像できません。詐欺目的で借りる人が多いとしても,たいして不思議ではありません。

(挿絵は,マイクロソフトのAI描画システム,ImageCreaterに「高級腕時計」のテーマで描かせたイラスト。)

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