ニューカレドニアの暴動
「天国にいちばん近い島」,ニューカレドニアでの暴動がニュースになっています。
憲法改正(現地に長期滞在するフランス人に地方参政権を与える)を巡る対立で,たしか,憲法を改正すると独立賛成派が不利になるという事から,暴動を起こしているというものだったと思います。
国民に対する世論調査では,改正賛成と反対が拮抗していたと思います。反対派があまり過激な事を行うと,一般国民からかえって反発を食らうのではないかと思います。
フランスは現在でも海外領土を持っていますが,ニューカレドニアは,ニッケル鉱などの資源があり,フランスとしては手放すことができないようですね。昨今,イスラエルとパレスチナの問題をはじめとして,かつてのヨーロッパ列強の支配が原因になっている紛争というのがたくさんあります。なかなか因果なものですね。
(挿絵は,角川文庫版の「天国にいちばん近い島」)
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