国別で,TemuとAmazonはどちらがより使われているか
今日の新聞記事に,中国のECブランド「Temu」とアメリカのECブランド「Amazon」を比べて,国によってどちらのブランドで買い物する傾向にあるかという表が載っていました。記事自体は,「中国発Temu,世界席巻。アプリ利用者数,アマゾンに迫る」という記事でしたが,その表で見ると,日本やインドではAmazonの方がより利用され,英国,フランス,ドイツ,スウェーデンなどヨーロッパではTemuがよく利用されるという結果になっていました。アメリカでもTenuがはびこっているという話を聞いていますが,さすがにまだAmazonの利用が多いようですね。
日本人はまだまだAmazonの方が多いという事ですね。Temuや格安中華衣料のSheinは,安いけれど買って使えないものも多く,届いたとたんに半分は捨ててしまうとか聞きます。日本人は,まだまだ買ったものをすぐに捨てる,またはある程度捨てる前提で商品を買うという気質ではないように思います。また,安くてもそこそこ品質がいい物があるいう状況が日本にはまだまだあると思います。食べ物を考えても,欧州では,500円台で日本のようにそこそこおいしいものが食べられるというわけにはいきませんからね(イギリスで言えば,5ポンドでおいしい食事ができるか?という事です)。おいしいものを食べたければ,そこそこのお金を払わなければなりません。
一方,欧州で安かろう悪かろうというものを買う人が多いというのはどういう事でしょう。英国などでは,古いものを大切に使う文化はまだまだあります。安い粗悪品を買うという感じはないのですが,欧州でTemuの利用が多いというのは,貧しい人々が多いという事なのではないかと思います。
英国から日本に来て1か月くらい我が家に泊っていた若者は,物価が数倍になっていると言っていました。1ポンドだったチョコレートが6ポンドになったと嘆いていました。その物価高に見合って,給料・収入も上がっているわけですが,物価高についていけない人達もいて,生活は苦しくなっている層がそれなりに増えているのだと想像します。
国別のECブランドの使用の違いで,いろいろな国情が分かるような気がします。
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