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2025/02/09

エジンバラ城へ

Edinbara-ca1img_9866Edinbara-ca2img_9869 さてエジンバラ滞在は二泊三日で,結局フルに使えるのは中1日だけです。その日はやはりメインイベントであるエジンバラ城を訪問しました。
 エジンバラ城は,キャッスル・ロックという岩の上に建つ古代からの要塞で,9世紀ごろから作られていったようです。エジンバラの街から見上げるように建っています。ひときわ高い丘の上に建っているので,街のどこからでも望めます。
 入口で日本語の音声ガイドを借りて,さっそく城内の見学に出かけます。この音声ガイドがかなり詳細で,一か所で結構な時間を費やします。この調子で聞いていたら予約してある昼食に間に合わないという事で,かなり端折ってしまいました。しかしエジンバラ城というのはどこもかしこも血塗られた歴史のある場所なんですね。暗殺の舞台になった場所とか,長期間捕われていた場所とか,そんな場所がいっぱいありました。

(写真は,エジンバラ城の入口広場。下の写真を見ると,岸壁の上に建てられていることがよく分かります。)

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2025/02/08

エジンバラの夕食

Uzura エジンバラ第一日目の夕食は,宿泊しているホテル,スコッツマンホテルの一階にあるレストランを利用することにしました。
 写真は,私が食べた「ウズラの胸肉のロースト」です。イギリスの推理小説を読んでいると,この料理が大好きという人が出てきたりしますが(クリスティーの名探偵,ミス・マープルは,「復讐の女神」の中で見事真犯人を指摘し,その報酬として富豪ラフィール氏から譲られた遺産で「ウズラを丸ごと食べるつもり」と言っている など),たくさんの野菜の上に,ウズラの胸肉が二切れ(大きさから言って二匹分?)乗って野菜ごとローストされたものが出てきました。かなり薄味で(まあイギリス料理ですから),卓上の塩と胡椒をふっていただきました。まあ私の好みでは,チキンの方がはるかに柔らかくおいしいように思いました(かなりの高額の探偵の成功報酬を使って食べるのはどんなものでしょう?)。
 娘が食べた鹿肉のローストは,一口食べたのですが,ウズラと違ってしっかり味がついていて,おいしかったです。私もこちらにすれば寄ったと思いました。

(ローストの左にある白いものは,マッシュポテトです。マッシュポテトにささっている黒いものは,何なのか不明です。不明ですが,そうまずいものではありませんでした。)

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2025/02/07

エジンバラ遊覧

The-scotsman-h-lobbyThe-scotsman-h-entranceThe-scotsman-h-room ロンドンキングスクロス駅からエジンバラウェイバリー駅に着いたの昼の12:30頃です。ホテルのチェックインは3時以降なので,まずトランクをコインロッカーに預け,軽装で市内見物に向かいました。
 エジンバラ市内は,旧市街も新市街も街そのものが世界遺産です。ウェイバリー駅は新市街と旧市街の谷間に位置しており,駅からエスカレーターをいくつか上って市街へ出ます。駅から外へ出ると,そこはもう中世の風景が広がり,ロンドンとはまた違うもう一つ古い景観が広がりました。
 まずはエジンバラを一望できるカールトンヒルという公園に向かい,駅の方に戻ってきてスコットランド国立博物館へ。そこで数時間を過ごしたらもうチェックインタイム。ホテルへ向かいました。谷間のエジンバラ駅を陸橋で越えて,陸橋を渡ったすぐのところを折れれば,古めかしいホテルの入り口がありました。そのホテルはスコッツマンホテルといい,スコッツマン新聞社の旧社屋をホテルに改装した建物だという事です。
 上述のように,駅を跨ぐ陸橋を渡ったところに入り口があり,そこを入ればホテルのロビーになっており,受付があります。実はそこは4階で,入口の脇に地上へ降りる階段がありました。後でそこを降りてみたら,駅の入口に出てしまいました。このホテル,実は駅前に建っていたのです。

(一番上の写真は,ホテルのロビー。ここが4階です。弐番目の写真は,駅入口の向かいにあるホテルのエントランス。4階へ続く外階段とその左隣にあるホテル入口のドア。ここが0階。このドアは通常施錠されており,インターフォンで「開けてくれ」と言えば,カチッという音がして入ることができます。ちょっとゴシックな雰囲気の階段とドアですね。一番下の写真はホテルの部屋です。ホテルの外観は古めかしいですが,部屋は近代的。)

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2025/02/06

エジンバラに向かう列車の中で

E-breakfastSpeed-meter ロンドンキングスクロス駅からエジンバラまで4時間半あまり。私たちはファーストクラス席を予約していました。今回の旅行で,唯一のファーストクラスです。まず検察がやってきて,スマホのアップルペイに入った切符を改めます。次にやってくるのが食事の注文です。朝8時発の列車ですから,私たちはイングリッシュブレックファーストを頼みました。飲み物はやはり紅茶。最近はイギリスでもコーヒーがよく飲まれているようです。
 食事・飲み物は全て陶器の皿やカップでサーブされました。イングリッシュブレックファーストは写真で見られるように,ベーコン,目玉焼き,ベイクド・ビーンズ,マッシュルーム,ソーセージ,ブラックプディングの盛合わせです。ブラックプディングは,豚の血と脂身,小麦粉、オートミール,ニンニクなどを腸詰にして作られたソーセージで,日本人にはあまりなじみがありませんが,食べてみるとそれほど奇異なものではなく,案外おいしいものです。イングリッシュブレックファーストというと,普通トーストが付いてくるものだと思いますが,列車で出てきたものでは,トーストの代わりにハッシュトポテト(マクドナルドのモーニングセットについてくるような)がついていました。
 これらの食べ物・飲み物は,ファーストクラスでは無料でいただけます。
 そんなこんなで,車内で楽しく過ごしていましたが,列車は200km/h程度の速度でエジンバラへ向かいます。以前書いたように,キングスクロスからエジンバラまで途中4駅しか止まりません。だから途中の小駅のホームを200km/h近いスピードでかすめていきます。日本ではこのような高速でホームを通過する事はありませんが,いささか怖いですね。

(上の写真は列車内でいただいたイングリッシュブレックファースト。下はスマホにインストールした速度計。)

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翌日はキングスクロスから列車でエジンバラへ出発

Kingsx1Kingsx2Kingsx3 さて翌日,宿泊したホテル近くのパディントン駅から地下鉄に乗って,キングスクロス駅に向かいました。この駅から,スコットランドエジンバラ駅に向かいます。キングスクロス駅はスコットランドへのロンドンの玄関口です。ハリーポッターも,この駅の9と4分の3番線からホグワーツ特急に乗って魔法学校に向かいました。
 イギリスでは,というより,多分ヨーロッパでは一般的にそうだと思いますが,列車の出発ホームは,出発時刻の10分ほど前にならないと発表されません。多分,到着する列車が時刻通りではなく,遅れがあるために出発する列車の入線ホームが時々刻々変わってしまうからだと思います。だから駅の大きな電光掲示板の前には,常時多くの人だかりができています。私たちの乗る列車の出発ホームも,なかなか表示されませんでした。表示されると,乗客たちは一目散で自分の列車の自分の指定号車に向かって駆けだします。
 イギリスでは,特に特急とか普通列車とかの種別はありません。駅の電光掲示板にはすべての停車駅が表示され,私たちの乗る列車も,日本では特急に分類される列車だろうと思うだけです。
 この列車,日立製の800系(多分800系のうちの電車タイプの801型)という列車で,9両編成の列車だったと思います。イギリスの特急列車は,現在列車運営会社に限らず,この800系が主流になっているようです。
 私たちは,無事にこの列車に乗り込みました。

(写真は,上からキングスクロス駅に停車中の特急列車800系。私たちの感覚では特急列車ですが,特にその表示はなし。次の写真はキングスクロス駅の電光掲示板。8時発エジンバラ行きの表示があるが,ホームはまだ指定されていない。AZUMA号と表示されているが,日立製の特急列車は全てその名前が表示される。東海岸本線の列車を表す「アズマ」,東の国から来た車両であることを示す「アズマ」だと言われている。電光掲示板には,特急の表示はないが,全ての停車駅が示されている。ロンドンからエジンバラまで,4時間半くらいかかるのに途中4駅にしか止まらない列車なので,日本流にいえば間違いなく特急列車でしょう。一番下の写真は800系車両に示された製造会社HITACHIのロゴ。たいていの日本人はこのロゴを撮影するそうです www。上から二番目と三番目の写真は,クリックすれば拡大します。)

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2025/02/05

羽田空港を飛び立って・・・・・

H-express 2月5日(水),一昨年2024年9月以来2年ぶりの英国旅行が始まりました。同日9時35分,羽田空港を発って同じ5日(水)15時半過ぎ,ロンドンヒースロー空港に着きました。ロンドン到着時,ヒースロー空港を通り過ぎたと思ったらロンドン都心をぐるりと旋回し,ヒースローに着陸しました。まるでロンドン都心上空の遊覧飛行の様で,バッキンガム宮殿,ロンドンアイ(大観覧車),ビッグベン,タワーブリッジ,ゆったりと蛇行するテムズ川を飛行機の中から望めるというサービスでした(笑)。
 ヒースロー空港からヒースローエクスプレスという列車に乗って,パディントン駅に着きました。今回のロンドンの宿は,パディントン駅から10分ほど歩いたところにあるワイルドアパートホテルです。これまでの英国旅行では,駅からゼロ分,駅から外へ出ることなく直接入館できるパディントンヒルトンホテルを使っていましたが,昨今の物価高騰の折,あまり外食をせずに済むキッチン付きのホテルを探して見つけたのがWilde Aparthotelsです。普通,"ワイルド" のスペルは "wild" ですが,このホテルは "wilde" とeが余計についています。eがよけいについたワイルドというと,アイルランドの作家,オスカー・ワイルドを想起します。実際このホテルは,彼のユニークなスタイルとウィットにインスパイアされたデザインとサービスを提供するという趣旨のホテルだそうで,モダンであまりべったりとしたサービスを提供しないほどの良さがありました。
 このホテル,部屋の中にはキッチンだけではなく,各種陶器のカップや皿,金属の立派なナイフ,フォーク,スプーンもついています。電子レンジはもちろん,食洗器まで設置されていて,私たちはとても便利に使いました。近所にテスコという食品スーパーもあり,パディントン駅の中にはマークス&スペンサーやセインズベリーなどの食品スーパーがあるので,ここで素材(というよりほとんど出来上がったレトルト食品や冷凍食品)を買ってホテルへ持ち帰ってキッチンで食事を作りました。
 これまで3回程英国へ来ていますが,パディントン駅直結のホテルに泊まり,パディントン駅から地下鉄やタクシーに乗って移動するのがお決まりの行動で,パディントン界隈の雰囲気を知らずに過ごしていましたが,駅から古い街並みを通り,再開発された地区にあるホテルまで,わずか10ふんほどですが,パディントン界隈を歩いたのは,ちょっと新鮮に感じました。
 英国第一日目はそんな具合に過ぎてゆきました。
 

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