2023/07/28

NHK,番組出演者の不祥事が起きた場合の有料サイトでの配信停止「今後は原則行わない」

Nhk230727 番組の出演者に不祥事が起こった時,動画配信サービスでの配信が停止されるという事が行われていました。最近では,NHKオンデマンドで大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の配信が停止されました。出演者した市川猿之助の不祥事による措置でした。
 それに対して,私も某ニュースキュレーションサイトに対すして,次のようにコメントした事もありました。

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放送はともかく,見る側の意図で選択も不選択もしやすい "配信" では,停止する必要はないと思います。
いやなら,見る側が選択しなければいいのです。
まあ放送も,見る側が選択できるのですがね・・・。
放送すると,お節介な人から投書やクレーム電話がくるわけです。見たくなければ自分だけ見なければいいのに,人に見せるのをやめろ主張するのは,他人への過度の干渉,重大な他人の人権への介入ですね。
他人を自分と同じ境遇に強制的に置こうとするもので,違憲のにおいがします。
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 私のように考える人は多かったようで,「配信停止後,視聴者から批判的な声が多く寄せら,自ら選んで番組を見る権利意識が高まっている」ということで,NHK山名啓雄メディア総局長が7月25日の定例会見で,「番組出演者の逮捕など不祥事が起きた場合,動画配信サービス,NHKオンデマンドでの配信を停止することについて,今後原則行わないことにしたい」と述べたとの事です。
 市川猿之助氏が出演している「岸辺露伴は動かない」も,NHKオンデマンドで見ることができるのかな?

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2023/07/19

宮崎駿監督,ジブリの新作「君たちはどう生きるか」は,「千と千尋」越えの好スタート

Kimitachihadouikiruka 宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」が,7月14日(土)に公開以来4日間で観客動員135万人,興行収入21.4億円を突破したとの事です。これは「千と千尋の神隠し」を超える記録であり,公開前にポスター以外に何の前情報を出さなかった映画がフルに宣伝された「千と千尋」を超えたことになります。
 宣伝なしがむしろ宣伝になった。宣伝なしでも客が入るのは,宮崎駿監督とジブリならではと思われます。一般化はできないでしょう。「私たちは」が成功したからって,ほかの作品でおなじことができるわけではありません。

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2023/07/16

宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」が公開

Kimitachihadouikiruka 宮崎駿監督の新作アニメ「君たちはどう生きるか」の公開が,7月14日(金)から始ま誌ました。
 「君たちはどう生きるか」という題名は,やはりの戦前に発表され,戦後,時代に合うような改変が行われた吉野源三郎の小説を思い浮かべるのですが,今回はこの原作のアニメ映画化ではなく,原作のジュブナイル小説は作品中には主人公にとって大きな意味を持つという形で関わっているとの事です。
 この映画の公開前には,ポスター以外の宣伝は行われず,内容等もわからないままに公開が始まりました。
 映画は極力前情報をシャットアウトした状態で見るべきだという知人がいます。新エバ最終作の時などは特に力を入れ,SNSは完全に数か月間シャットアウト。早くから前売りを買って上映開始日当日に行ったのはもちろん(公開初日の朝一の上映を目指していたのですが,それはできなかったようです),前の回の帰りの観客の話を聞かないように,ノイズキャンセリングイヤホンを装着して音楽を流しながら場内に入ったという人です。今回は制作側もそれに協力した形ですね。
 ジブリの事前情報遮断の意図は,やはりそこにあるのでしょうか?
 スタジオジブリの鈴木社長は,「いろいろ考えているうちに一切宣伝がなかったら、皆さんどう思うんだろうと考えてみた。僕の考えですけど、これだけ情報があふれている時代、もしかしたら情報がないことがエンタテインメントになる。そんなふうに考えました。うまくいくかどうかわかりません。わからないけど、それを信じてやる、ということです」と語っているそうです。
 しかしながら,宮崎駿監督のジブリ作品というだけで,最大限に近い宣伝になっていますからね。あとの宣伝は,なんにしても,ほんの少し背中を押すだけ。そういう意味では,ジブリならではの宣伝方法で,あまり一般化して考えることはできないですね。
 Wikipediaでは,既にフルにストーリーが紹介されています。公式の宣伝ではないけれど,こういうのも,口コミというのかな?

 宮崎駿監督は,前作「風立ちぬ」をもって引退すると発表しましたが,今作は「自分は引退中であり、引退しながらやっている」と言っていました。宮崎駿監督は絵コンテづくりに注力し,実際の監督は,作画監督の本田雄氏が主に担っていたようです。

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2022/06/26

Netflixが広告付きプランを導入へ

Webvideo Netflixが広告付きプランを導入するという話は,以前からニュースになっていました。報道によれば,それがさらに具体的に進んできた様ですね。 具体的な提携先の選択・交渉段階に入りつつあるようです。
 現状のプランにCMが付くわけではなく,広告付きの安いプランを新たに作るという話の様ですね。
 しかしこの広告付きプラン,どのくらい安いのでしょうね?
 私の場合,好きな推理小説を読むのに時間をとられるし,ゲームをやるのにも時間がかかるし,カミさんの相手をしなくてはならないし,どちらかというとアマゾンプライムの方がマイファースト配信サイトだし,たまには仕事もしなくてはならないし(これがいちばん時間がかかる),ネットフリックスはあまり見られない。
 できればサブスクではなく,一本いくらという契約はできないのかな?

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2022/05/31

原発事故めぐるTBS「報道特集」に波紋

Thyroid TBSが5月21日に放送した「報道特集」で,福島第一原発事故と甲状腺がんの因果関係を関連づけるような形で報道がおこなわれ,波紋が広がっているというニュースがネット上にありました
 「福島の若者が甲状腺がんで苦しんでいる」という報道が行われたわけですが,この問題については,国連組織である「原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)」が2021年3月に発行された「2020年報告書」で,因果関係を否定する見解を示しています。その見解を番組で否定するのはいいのですが,ひと言もUNSCEARの見解に触れないのはどうかと思います。事後になりますが,番組でUNSCEAR報告に言及しなかった理由をTBSは述べる必要があると思います。
 仮にUNSCEARの報告を正とすれば,「福島の若者が甲状腺がんで苦しんでいる」のと「東京の若者が甲状腺がんで苦しんでいる」のは,等価でしかありません。

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2022/05/20

動画配信サブスクの誤算

Netflix_20220519014001 「動画サブスクに3つの誤算」という記事がありました。最近,確かにNetFlixの会員減少などが起こってきて,イケイケドンドンとう業界ではなくなってきたという印象です。
 記事でいう3つの誤算とは,①インフレで生活費がかかる様になり,動画配信が選別の対象になったこと,②ゲームなど,他の娯楽との競争激化,③巣篭もり解消で,旅行など他の野外レジャーが復活,です。
 それはそうなんですが,そもそもサブスクの不合理性を感じる様になってしまいました。動画配信サイトが乱立して,ある動画はA社でしか見られない,ある動画はB社でしか見られない・・・などということが起こり,結局満遍なく好きな動画を見ようとすると,たくさんのサブスクサイトに入会しなければならない事になり,サブスクという形式に疑問を感じる様になってきたのです。
 消費者の立場で考えれば,結局サブスクは廃れて,必要な時必要なものを買うという様になる様な気がしますけれど・・・。少なくとも,サブスクと一本売りの二本立てが合理的だと思いますね。

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2022/04/21

Netflix利用者初の減少

Netflix 動画配信サイト,Netflixの利用者が初めて減少し,株価が2割急落したそうです。米ネットフリックスが4月19日に発表した2022年1〜3月期決算は,売上高が前年同期比10%増で約1兆円だった反面,純利益は同6%減だったとの事。3カ月ごとに開示している会員数は,過去10年で初めてマイナスに転じ,今後も減少が続く予想しています。
 その原因として,動画配信サービスへの参入企業急増で同業他社との競争が激化した事が挙げられ,その他,ロシア事業の休止,インフレが進むなか消費者が娯楽支出に慎重になっている事,アカウント共有などで料金を払わずに利用している層が「1億世帯以上」いる事,1月に実施した値上げ(日本でも,2018年8月に値上げ顔個なわれた)などが原因だとされています。
 まあ私から見ると・・・,配信各社,自分で製作した番組を囲い込み,そこでしか見られない番組が多数あり,いくつもの配信サイトと契約したいが,見る時間もなく,サブスク費用ももったいないので,月毎に契約配信サイトを変えて渡り歩こかとさえ思っています。
 私は少なくともそんな感じになっていて,配信各社の自主制作番組が面白ければ面白いほど,配信サイト一社で見れば契約者の出入りが激しい,その割に契約数が伸びないことになっていくでしょう。
 一度に何社もの配信サイトと契約しても,時間がなくてそんなに見ることができないし,たくさんのサイトの番組を見たいし,そうなれば,上述の様に一社の契約数は伸びないですよ。
 配信サイトがここまで増えてしまうと,サブスクでなく,一本いくらという契約がいいということですね。

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2022/04/08

小津安二郎の「東京物語」

Tokyo-monogatari テレビで偶然「東京家族」という映画を見ました。山田洋次監督の2013年度の作品です。これは,1953年に製作された小津安二郎監督の「東京物語」のリメイク作品で,時代を昭和20年代終わりから平成に移していますが,人間関係などはほぼ同じです。
 そんなこんなで「東京家族」を見て,小津安二郎の「東京物語」を見たくなりました。東京物語は,主人公の父親役が笠智衆(東京家族では橋爪功),次男の妻が原節子(東京家族では蒼井優)。次男は小津作品では戦死しているという設定ですが,山田作品では蒼井優は次男(妻夫木聡)の恋人という設定です。
 東京物語はネット配信(アマゾンプライム)で見たのですが,驚くのはどのシーンで静止画にしても,その映像が見事なかっちりとした構図になっており,どのシーンをとっても "画" として完成されている事です。場面転換の口絵的な風景さえ "画" として完成されています。小津作品の真髄の一つを見せてもらいました。

(写真は「東京物語」のDVD。アマゾン書店のホームページより。)

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2022/03/30

「若者は10分間のYouTubeすら耐えられない」?

Watching-smapho 「若者は10分間のYouTubeすら耐えられない」という記事がありました。曰く,芝居の観客から若者が減っている,ゆっくり楽しむというスタイルを若者は避けている,結局今の若者は「効率的」に生きることを求められている,という主張です。
 これは考えすぎではないかと思います。
 若者が芝居を見ないのは,趣味の多様化,若者の収入の減少などで,別の事にお金を使っているからだと思います。YouTubeなどの動画を見るのは主にスマホで,それは電車での移動中,待ち合わせで誰かを待っているちょっとした時間など,ちょっとした空き時間で見るので,必然的に10分以内の動画を見る事になるのだと思います。
 洋画を中心として,映画などは最近の大作は上映時間2時間半越えというのがほとんどで,「動画は短時間で」というのとは反対の方向にいっています。「長時間の動画には耐えられない」というのは,日本の若者だけ? でも,日本映画であるエヴァンゲリオンの最新作も2時間半越えでしたよね。「どこでトイレに行くか」という話が,若者の間で話題になっていました。
 やはり記事は考え過ぎているようです。

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2022/03/23

モーリン・マクガヴァンの「スーパーマン愛のテーマ」

Superman 先日,モーリン・マクガヴァンが歌う映画「ポセイドンアドベンチャー」の中の曲「The morning after」の話をしましたが,同じモーリン・マクガヴァンの歌で気に入っているのが「スーパーマン愛のテーマ」です。スーパーマンの映画はたくさん作られていますが,1978年に製作されたクリストファー・リーヴの「スーパーマン」の主題歌で,「Can You Read My Mind?」という題名がついています。
 優しく伸びやかな曲で,モーリン・マクガヴァンの声質にあっていると思います。
 映画では,ロイス・レインとスーパーマンのロマンチックなシーンに使われていたと記憶していますが,映画で歌っているのがモーリン・マクガヴァンかどうかは知りません。ちなみにロイス・レインを映画で演じたのはマーゴット・ギダーですが,彼女が映画の中で歌っている(つぶやいている)ような気もします。

(写真はDVDのタイトル。アマゾン書店のホームページより。)

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