2021/07/25

ネットフリックスは伸び悩み?

Netflix-ainofujityaku ネット上に,ネットフリックスに関する話題がありました。「動画配信サービスの米ネットフリックスは今年、低調な出足となったが、同社幹部は成長が落ち込むとの懸念を否定し、長期的見通しへの自信をあらためて示した。」というものです。まあ,ネットフリックスの幹部が長期的な見通しへの自信を示したとしても,それはポジショントークだろうと思うばかりなのですが,ネットフリックスの会員増加が,今年は周囲の期待より下回ったというのは事実です。
 Netflixは,ゲームへの参入,映画スタジオの取得など,社業の拡大対策を矢継ぎ早に打っています。
 大きなお金を投じて,ゲームや映画を自前で作るのは,利用者としては楽しみですが,そういうものはコケる作品もあるわけで,結構博打的なものがあります。
 他人が作った映画を配信するだけでは,他の配信業者との差別化が難しいのはわかるのですが,自前のコンテンツを作る事で本業のサブスク料金が上がることは,果たして利用者の支持を得られるのか? それが,昨今の伸び悩みにつながっているように思います。
 例えば,Netflixが映画製作会社のようになってしまい,自社映画だけが売り物という状態を利用者が喜ぶかは,甚だ疑問だと思います。ディズニーの成功は特殊な例で,ワーナーやパラマウントなどの映画会社毎に自社配給映画の独占配信が行われ,各映画会社毎に利用者がサブスク契約を行わなければならなかったら,むしろ利用者の不利益でしょう。
 どうも,Netflixはそんな利用者からそっぽを剥かれる方向に向かっているような危険を感じています。

(イラストは例によってフリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。Netflix独占配信の韓流ドラマ「愛の不時着」を見る女性の姿だそうです。)

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2021/06/13

TVチューナーを持たないTV

Monitor-tv SONYがTVチューナーを持たない4K液晶テレビを発売して話題になっています。このテレビはブラビアブランドのようなのですが,業務用との事で,法人での利用を想定しており,基本的に直接個人の客に対して販売することはないという事です。
 巷では,チューナーを持っていないので,NHKの受信料を取られないTVという事で話題になっている様です。しかしそんな事,話題になるのも奇妙です。チューナーを持っていない画面だけのパソコンのモニタを買って,NHKの受信料を心配する必要がないのは自明です。

 振り返ってみれば,ここ数日間,NETFLIXで「愛の不時着」を一気見しているカミさんがテレビを占有しているので,ここ数日間,うちのテレビはチューナーを使っていない・・・www。

 SONYはそもそも,1980年,ブラウン管テレビ時代に「PROFEEL」という名で民生用カラーモニタを発売していました。チューナーを持っていないモニタです。
 若い方は知らないでしょうが,結構有名な画期的製品でした。
 その流れで,今回チューナーなしの4Kテレビを発売しても,記事で言うほどの "画期的さ" は感じません。しかし,今のネット配信時代こそ,この手のテレビ(モニタ)が広く使われる時代でしょうね。業務用ですが,PROFEELがそうであったように,一般に販売しても売れるような気がしますが。なにしろチューナーがなくても,「愛の不時着」は見ることができるのですから。
 逆に言えば,ネット配信のない1980年代に,チューナーのないPROFEELは何を見るのに使われていたのでしょうね。

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2021/03/10

クリスティーの「死との約束」

Appointment-with-death 最近フジテレビで放送された野村萬斎主演の「死との約束」は,アガサ・クリスティー原作の同名推理小説を,舞台を日本に変えて三谷幸喜が翻案したものです。原作はヨルダンの死海とアカバ湾の間の渓谷にあるペトラ遺跡が舞台,野村萬斎版では和歌山県の熊野古道が舞台です。この原作本を私は高校生の時に読んでおり,今では被害者と犯人だけ覚えているという状態でした。
 原作に関してはそんな状態でしたが,「死との約束」については,数年前にデヴィッド・スーシェが名探偵ポアロを演じたテレビドラマを見ています。野村萬斎が名探偵ポアロならぬ勝呂を演じた今回のドラマとスーシェがポアロを演じた英国のドラマとは,内容がずいぶん違います。気になったので家にあった原作を探し出し,パラパラとめくってみました。そうしたら,今回の野村萬斎版こそ,原作をかなり忠実にドラマ化したものだった事がわかりました。もちろん長い原作を2時間ドラマにしているわけですから,全く同じというわけではありませんが,クリスティーの原作をかなり尊重した作りになっています。
 野村萬斎版=原作では,被害者であるボイントン夫人の夫は死亡しています。それに対して英国ドラマ版では,被害者の夫であるボイントン卿が遺跡発掘の責任者として登場しています。そして英国ドラマ版のボイントン夫人は株で儲ける会社持ちの大金持ち。野村萬斎版=原作では,女性刑務所の元看守。亡き夫は刑務所長でした。野村萬斎版=原作では,ウェストホルム卿夫人は代議士,英国ドラマ版では旅行作家。登場人物の設定,動機,殺害方法さえ異なり,したがってポワロの推理も違います。
 英国ドラマ版は,"家族を金と恐怖で支配するボイントン夫人が被害者である事" と "犯人の設定" が原作と同じだけで,クリスティーの「死との約束」とは別物のドラマとなっていました。なぜこれほど徹底的に改変したのか,不可解に思うほどです。
 「死との約束」には,もう一つ,映画版というのがあります。ピーター・ユスティノフがポアロを演じた「死海殺人事件」です。私はこの作品も見ているのですが,すっかり忘れてしまっています。こちらはどういう内容だったのか,もう一度見てみたいと思います。

 さて,ここでネタバレ的な記述をします。「オリエント急行の殺人」と「死との約束」のネタバレです。両作品を読んだ事,映画やドラマを見た事のない方は,ここからはこのブログを読むべきではありません。

---<ネタバレあり>----------------------
 今までそう思ったことがなかったのですが,今回の野村萬斎=原作のドラマを見て,「死との約束」はクリスティーの代表作の一つ,「オリエント急行の殺人」の真逆の設定なんだと思いました。 
 「オリエント急行」では,列車のツアー客は,被害者と関係ない偶然乗り合わせた人たちで,被害者にはなんら他意のない人たちだと最初は思われていました。しかしやがてツアー客全員が被害者と関係があった事がわかります。一方「死との約束」では,ツアー客は被害者の家族であって,当然被害者と関係のある人達です。しかも被害者は家族を金とわがままで恐怖支配する,家族にとって「死ねばいい」とか「殺したい」と思っている存在です。そして「オリエント急行」では,ツアー客全員が犯人でした。「死との約束」では,ツアー客全員に殺害動機があるにもかかわらず,ツアー客全員が犯人ではありませんでした。
 確かに真逆ですよね。この「オリエント急行」と「死との約束」の関係(真逆の設定である事)は,世間ではあまり言われていないと思います。少なくとも私は,そんな指摘に出会った事がありません。

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2020/12/12

SONYが米アニメ配信サービスを買収

Animation ソニーは12月10日,子会社が米AT&Tのアニメ配信サービス「クランチロール」を約1222億円で取得すると発表しました。クランチロールは300万人以上のサブスクリプション会員を抱え,映像,モバイルゲーム,コミックなどを配信している。200以上の国で活動しているという。
 しかしまあ,ネット配信をものにするのはなかなか難しいと思いますよ。
 よほどの好き者でなければ,一人でいくつものサブスク配信と契約するわけではなく,例えば,商品購入のついでに入っているアマゾンプライムと,Netflixと,もう一つぐらいが関の山で,それがディズニーになる可能性が高かったりしますからね。
 アニメ配信サイトということで,そこらへんで他と差別化できる事が強みではありますね。

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2020/12/06

米ワーナー,2021年公開映画を,劇場公開と同時にネット配信

Cinema-video 米映画会社,ワーナー・ブラザースが,来年公開の映画全作を劇場と傘下の動画配信サービスHBOマックス(HBO Max)で同時公開すると発表しました
 日本でも,角川春樹氏の角川映画最盛期に,劇場公開とDVD発売を同時に行う方針を立てましたが,結局映画界(劇場側)の反対にあって断念したことがあったと思います。
 現在は,記事にあるように「コロナ下で,劇場へ行けないから・・・」という大義名分があり,映画製作会社としてはこういう事がやりやすい環境なんでしょうね。
 ”劇場へ行く” というのは,昔と違ってひとつのイベントであって,手段としてネット配信を見る事ができても,同じ映画を劇場で見たいというニーズがあり,そういう意味でも,劇場とネット配信の同時公開は今の時代にあって然るべきだと思います。

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2020/11/03

ショーン・コネリーさん,逝去

Time-bandets ショーン・コネリーさんが,90歳で逝去しました。
 ショーン・コネリーといえば,007ジェームス・ボンドという方が多いと思いますが,私は007を見たことがありません。
 だから,ショーン・コネリーといえば,・・・,

 並いる名優たちに伍して出演したオールスター映画で,アーバスノット大佐を演じた「オリエント急行殺人事件」,ベルベル人の族長を演じキャンディス・バーゲンと共演した「風とライオン」,哲学的なミステリー「薔薇の名前」,オードリー・ヘプバーンと共演した「ロビンとマリアン」,以上は主役級の出演でしたが,お付き合い程度のちょい役だったのにさすがの存在感だった「タイム・バンディット」というのもありました。「指輪物語」のガンダルフ役を断った事でも有名でした。

 エリザベス女王からナイトの称号を授かっていますから,Sir Thomas Sean Connery,ショーン・コネリー卿ということになります。

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2020/10/25

猫舌

Nekojita 私は猫舌です。コーヒーや紅茶は,サーブされてすぐには飲めません。だから蕎麦は必ず冷たいざるそば,うどんもつけうどん。
 先日NHKの「チコちゃんに叱られる」で,「猫舌なのはなぜ?」というのをやっていました。その回答は,"食べ方・飲み方が下手だから"。
 番組では,猫舌の人とそうでない人の熱いものの飲み方を,レントゲン(CT)で撮ったシーンを見せていましたが,猫舌でない人は舌を奥に引っ込めた,あるいは上に巻いた舌と下の歯茎裏に熱いものを乗せ,舌の先の感熱敏感部に熱いものを触れない様にしていると言っていました。実際にやってみると,これが結構難しい。
 要するに下の先に熱いものを触れない様にすればいいのだろうと,むしろ舌を突き出し気味にして,舌の奥に飲み物を乗せる様にしました。確かにこれなら熱くない。
 昨今,体には冷たいものを飲んで体を冷やすより熱いものを飲んだ方がいいなどとかみさんが言って,やたらと熱い飲み物を勧めます。そんな折,いいことを聞きました。

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2020/07/03

東京地裁の判断 NHK映らないテレビは受信契約の義務なし

Tv NHKが映らないテレビであれば,受信契約をしなくてもいいのかという点が争われた訴訟の判決で,東京地裁は6月26日,契約義務との判断を示しました。
 これは全くその通りでしょうね。NHKが映らない私のスマホに受信契約していないのと同じです。(同じかな? www)

 ところで,約50年前に買った我が家の初めてのテレビは,なぜか8チャンネルだけが映らなかった。「”鉄腕アトム”が見られないのはテレビではない」と言ったら,直すことになったが,街の電気屋さんでは直す事ができず,ウチに松下電器の技術者がやってきて直した。
 だからたぶん,NHKだけ映らないテレビも,実現可能です。
 ただ,私はNHKだけ映るテレビで十分です。他に面白い番組やっているテレビ局はありません。「鉄腕アトム」ももうやってないしwww。

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2020/06/24

これもまた新型コロナの影響・・・・・

Fllerhoue Netflix制作のアメリカのコメディードラマ「フラーハウス」の第5シーズンPart2が6月から配信開始となりました。
 このドラマは,1987年から1995年にかけてアメリカで制作され,日本ではNHK教育テレビで放送された『フルハウス』の続編です。フルハウスの子供たちが中年になり,夫と死別したり離婚してまた結婚したり,それぞれ子供をもうけて繰り広げられる群像ファミリードラマです。 ジョン・ステイモスをはじめとするフルハウスの父親世代も時々登場します。なにしろ「フルハウス」のメンバーを演じた子供たちが,そのまま中年になって登場するというもので,フルハウスを見ていた世代にとっては懐かしさで涙もののドラマです。
 この「フラーハウス」の最終シリーズとなる第5シーズンの第一部9話は昨年12月に配信が開始され,第二部がこの6月から配信開始されました。
 ところが,この第二部は,なんと日本語吹き替え版ではないのですね。字幕付きの英語で配信されているのです。その理由が,新型コロナです。新型コロナ流行により,吹き替え版の製作ができなかったという事です。NHKの大河ドラマや朝ドラも撮影できずに中断していますが,同じ事情で日本語吹き替え版が制作できていないという事です。
 こんなところにも,新型コロナウイルス流行の影響が現れているのですね。

(写真は,アマゾンのホームページより拝借しました。DVDのジャケットです。)

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2019/12/26

ネット広告が台頭しても「テレビCMは終わらない」理由?

Cm_20191222192201 「ネット広告が台頭してもテレビCMは終わらない理由」という記事を読みました。CMディレクターへのインタビューを記事にしたものです。しかしこういう話はよくネット記事にされています。
 今回の記事によると,「人の脳にダイレクトに効く映像を、広く効率よく届けられる手法としては、やはり今のところテレビが一番でしょう。」「広告の効果としては皆さんが思う以上に、多くの人が同じタイミングで見ることが大事なんです。ユーザーの視聴タイミングがバラバラなネット動画は、どうしても効きが弱くなってしまう。」というところが,テレビCMが終わらない理由ということのようです。
 私は,ネット広告とテレビCMは,根本的に性格の違うものだと思います。テレビは漫然と見ていると耳や目に入ってくるもの。テレビを見ていなくても,テレビをつけていれば,耳に入った関心のあるキーワードを耳にした時,ふと画面を見てしまうということもあるものです。
 ところがネット広告は,まず見ません。まず音がない。別の目的で画面を見ているので,目に入ることもないしもし音が出たら,むしろ「うるさい!」と反感を持つでしょう。音が伴うYou Tubeのような本編が始まる前に流れるCMは,強制視聴時間が終われば最後まで見ることなくスキップしてしまうのが常です。
 ネット広告って,効果あるんですかね? あるような気がしているだけでは?・・・www。

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