2023/07/27

スペインの総選挙

Spain 7月23日に投開票が行われたスペインの総選挙は,中道右派の国民党が第一党(獲得議席数136)に,中道左派の現政権,社会労働党が第二党(122),極右政党ボックスが第三党(33)という結果となり,どの党も過半数に届かない結果になったようです。
 政権構想はこれからという事ですが,第一党と第三党で右派政権を作っても,議会の過半数(175)までは届きません。それじゃあ,という事で,第一党と第二党で,左右中道政権を作る可能性はないのでしょうか?
 政権中に極右や極左の政党が入ったら,かなり偏った政策が行われ,国民の離反が増加するでしょう。選挙結果を見れば,国民の多数は,左右というより中道政権を求めているように見えます。右左両中道政党が手を組むというのは,左右幅広い派閥を取り揃えた,日本の自民党政権ですよね。

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2023/07/17

ハリウッドでストライキ

Hollywood230716 全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキを決行し,映画産業における生成AIの「無秩序な使用」への懸念を表明した
 全米脚本家組合(WGA)も同じようにストライキ中です。俳優がAIの使用を制限するストライキを行うというのは,今現在はよくわからないのですが 全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキを決行し,映画産業における生成AIの「無秩序な使用」への懸念を表明した
 全米脚本家組合(WGA)も同じようにストライキ中です。俳優がAIの使用を制限するストライキを行うというのは,今現在はよくわからない(将来的には,AIが創造したキャラクターが,実在の俳優に替わって演技することはありうるでしょう。CGアニメの進化系のような時代が来るかもしれませんからね)のですが,脚本家がストライキを行うのは,わかりますね。今現在でもAIが脚本を書くことはあり得るからです。

 映画関係者だけではなく,クリエイティブな仕事をしている人達が,AIを目の敵にするのはわからないではないのですが,たぶん時代錯誤とAIを過剰に評価しすぎているのだと感じます。
 将来はわかりませんが,今のところAIがクリエイティブな仕事を人に替わってこなすのには無理があります。
 例えば脚本の分野では,たいしてクリエイティブでない,ありきたりの脚本しか書けない人がAIに仕事を奪われることはあっても,本当にクリエイティブな,独創的な脚本を書く人が仕事を奪われることはありません。
 AIの時代には,人間は今まで以上にクリエイティブな独創的なものを生み出す必要があるのです。
 どんな仕事でも,底辺はAIが担う。人はその上を行く必要があります。

  
 まあ,あくまでも現在のところは。
 AIがどんどん発展していけば,AIが担う仕事も,最底辺から中低辺へ,さらにその上へと発展していくでしょう。その先には,本当に独創的なクリエイティブな仕事を,AIがこなすような存在にならないともかぎりません。
(まあ,当分無理でしょうが・・・。)

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2023/07/05

サンフランシスコで無人タクシー全面解禁へ

Yellow-cab230705 「サンフランシスコで無人タクシー全面解禁へ 運転手さんのいない自動運転車が走ります」というニュースがありました
 サンフランシスコでは,今でもドライバーのいない自動運転タクシーのサービスが一部認められているそうです。それが毎日,24時間,全面的に無人運転タクシーが認められるという事です。
 しかしながら,これまでにも,衝突,人との接触,信号無視など,様々な問題がなかったわけではないようで,自動運転解禁には反対意見も出ているようです。例えば,火事の現場の規制の中に自動運転タクシーが迷い込み消火活動を妨害するなどが起こり,消防署は全面解禁に難色を示しているとか。
 しかし,市内の道路のほとんどに舗道が付属しているからこそ,曲がりなりにも自動運転が可能なのでしょうね。
 一方通行でないにもかかわらず,1.5車線分の道幅しかなく,舗道もなく,自動運転車同士が鉢合わせしたら,にっちもさっちもいかなくなるような日本の都市では,まず無理です。
 そもそもそんな都市では,今のロボット自動車では,自動運転はまず無理です。中央管制センターのようなところで,一台一台の車を制御する必要があるでしょう。車の一台一台を,まるで鉄道車両のように扱う事になります。

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2023/07/03

フランスの暴動

Fire-230702 6月27日に発生した北アフリカ系の17歳の少年が警官に射殺された事件が元で,マルセイユやリヨン,ストラスブールなどの都市で,放火,商店の略奪,建物の破壊といった違法行為が相次いでいるという報道がありました。パリ北郊ペルサンでは市庁舎が炎上するなど,各地で車への放火も多数起きているとの事です。
 これらの事件を起こしているのは,アフリカからの移民の少年が多いようです。これら事件は移民問題ではあるでしょうが,その大元は植民地問題ですね。旧植民地の国民がフランス国内で貧困化し,人種差別もあり,組織化され,暴動を起こし略奪に至る。日常的に犯罪組織に係り,麻薬等あらゆる犯罪に従事している事が多い。
 いまさら仕方ないですね。過去に植民地を作ってしまったのだし,その補償としてそこからの移民を受け入れざるを得ない。それでフランス国内に現在に至る犯罪の温床を作り出してしまったのですから。とりあえず,過去のツケを払っていかなければならないです。

 実際のところ,日本も過去にヨーロッパ諸国と同じことをやらなかったわけではないですね。

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2023/07/02

英首相は,消せるペンで公文書にサイン

Friction-ball 英スナク首相が,日本製の消せるペンを愛用し,公文書のサインにも使っているという記事がネット上に載っていました。公文書にも使っているという事で,問題があるのではないかという記事です。首相報道官は「このペンは行政機関で広く利用されている」と述べ,スナク氏は実際にインクを消したことも,今後消す意図もないと反論しているそうです。
 消せるペンというのは,ヨーロッパでは大人気らしいですね。
 イギリスなどヨーロッパは,鉛筆というものは文字を書く道具ではなく,絵を描く道具という感覚なので,文字を書いて消すことのできる筆記具というのは存在しません。文字はボールペンや万年筆(ペリカンなどは学校で使う子供用の万年筆も売り出している)で書くしかありません。
 だから,消せるペンは日本よりヨーロッパで売れているようです。消せる筆記具というのは,イギリス人にとってはかなり画期的な商品の様ですね。
 消せるペンは,ゴムでこすると発生した熱で色が透明になるインクを使ったものです。だから,字が消えても,透明な字が残っているわけですが,その透明な字を見る方法というのはないんですかね? 透明になった字を再現する方法があれば,公文書でにそんなペンでサインしても問題ないような気がします。

(写真はパイロットのホームページより。)

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2023/06/27

ロシア・ワグネルの反乱

Russia-flag230626 ロシア・ワグネルの反乱については,メディアで様々に伝えられています
 事実上,対ウクライナ戦ではロシア正規軍の戦果はほとんどなく,ワグネルのみに戦果がある。また,プーチン政権の腐敗に対するプリゴジン氏の発言は,一定の国民の支持を集めているように見える。

 プリゴジン氏が大統領選に出たら,どうなるかな?
 海外諸国にとっては,あまり望ましい事ではないように思うが・・・。

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2023/06/24

培養肉の販売がアメリカで承認

Vegitarian230623 米国内2社による培養肉の販売を,米農務省が最終承認したというニュースがありました
 ベジタリアンとかヴィーガンとかいうのは,培養肉なら食べるのだろうか?
 そもそも,彼らは肉食主義の環境への負担や動物保護の観点からそれら食品をたべない者が多いのだから,培養肉なら食べるのだろうな。

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2023/06/13

今,解散?

Kaisan いま政治の話題というと,衆院解散というのがもっぱらです。
 しかしながら,与党が議会で過半数を握っているのに,なぜ今早々に解散する必要がある?
 そして,せっかく自民党が血迷って解散しようとか言っているのに,今少数しか取れてない野党(立憲民主党)が,なぜ解散に反対する? 解散して,取れなければもともとだし,(まあ,ありえないだろうが)何かの奇跡で今より優勢にならないとも限らないだろうwww。

 麻生氏の,「解散の大義を教えていただきたい」というのが,最近聞いた解散に関する一番まともな発言です。

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2023/05/31

フランスで,「電車を使え」の大号令

Airplane フランスでは,鉄道で2時間30分以内で移動できる都市間の航空機使用を禁止したという報道がありました。近距離路線の廃止もあるようです。これは政令で法律として定めたとの事です。
 まあ,日本の実情を見ると,東京-名古屋便など,禁止しなくても先細りで利用者がいなくなってしまったという事がありますが,フランスでは政令が必要なのでしょうか?
 まあ,航空燃料については,水素とCO2から作られる合成燃料が,技術開発によってより大量に,より安く作れるようになりつつあり,多分フランスのこの政策は,いつまでも続ける意味のないものになるでしょう。むしろ日本のように,不便だから乗客がいなくなって航空路線がなくなるという方向かな?

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2023/05/05

クレムリンに無人機攻撃

Russia_20230504104801 4月3日,ロシア大統領府は「2機の無人機が夜、首都モスクワのクレムリンにある大統領府を攻撃しようとした。無人機は軍や特殊部隊によってレーダーで無力化され、クレムリンの敷地内に破片が落下した。被害は出ていない」と発表しました。
 ロシア大統領府がどう発表しようとも,ウクライナからモスクワまで無人機が飛来したとは考えられません。もしウクライナ領からモスクワまで何の支障もなく無人機が飛行できるのなら,ロシア防空上の脅威でしょう。
 ロシア領土から飛び立ってクレムリンを攻撃したとすると,国内の反体制派は,かなり先鋭化しているという事。それもまたロシアにとって脅威です。
 なんか,政権末期という感じでいっぱい。

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